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神戸市東灘処理場（下水処理／バイオガス）

神戸市の東部３８万人分の汚水を処理している神戸市で一番大きな下水処理場。汚水を処理する過程から、燃料として利用可能なメタンを約６０％含む消化ガスが発生する。このガスを精製し、得られたバイオガスを天然ガス自動車の燃料として販売することに日本で初めて成功した。さらに大阪ガス導管に注入して一般家庭３０００世帯分の都市ガスを供給し、水環境の保全だけでなく、CO２削減にも貢献している。
また最近では、植物の三大栄養素のひとつで、しかも国際的にも枯渇が懸念されるリンを、下水汚泥から回収し良質な肥料として活用することにも取り組んでいる。

◇処理場見学
ねらい：下水処理の方法を見て、仕組みを学ぶ事によって、下水道の正しい利用の仕方や大切な水環境を守るために自分達にできる事は何かを考える機会にしていただく。
内容：下水処理場の仕組みについて説明（２０分）→施設見学（５０分）→質疑応答（２０分）

【対象者：小学生高学年以上、受入人数：１００人、学習時間：９０分】
◇バイオガス・リン回収施設の見学
ねらい：下水道の役割の１つに「下水道資源の有効利用」がある。下水が自動車燃料やリン資源として生まれ変わる過程を見ることで、循環型社会への関心を深めていただく。
内容：バイオガス精製やリン回収の方法について説明（４０分）→施設見学（５０分）→質疑応答（３０分）
【対象者：小学生高学年以上、受入人数：５０人、学習時間：１２０分】
※内容や学習時間については可能な限り希望に応じる。