もっと温暖化が進んだらどうなるの?

【気温の将来予測】

 気象庁「地球温暖化予測情報第9巻」によると、現状以上の温暖化対策を実施しなかった場合、日本の年平均気温は、21世紀末には全国平均で4.5℃上昇すると予測されています。地域別にみると、北日本日本海側で4.8℃、北日本太平洋側で4.9℃、東日本日本海側で4.5℃、東日本太平洋側で4.3℃、西日本日本海側及び太平洋側で4.1℃、沖縄・奄美で3.3℃上昇するなど、高緯度地域ほど上昇が大きくなっています。

年平均気温の将来変化図&グラフ&はばたん.png

年平均気温の将来変化(左図)及び全国及び地域別の年平均気温の変化(右図)

棒グラフ:平均気温の上昇量

縦棒:年々変動の標準偏差(左:現状気候、右:将来気候)

 出典:気象庁「地球温暖化予測情報第9巻」

 

<兵庫県の年平均気温の将来予測> 

 兵庫県※の年平均気温は3.5の上昇が予測されています。

※県内の観測所の平均を兵庫県の予測値としています。

兵庫県の年平均気温将来予測図.png

兵庫県の年平均気温の将来変化

 

 

【真夏日・猛暑日・熱帯夜・冬日の将来予測】

 21世紀末における日最高気温が30℃以上(真夏日)、日最高気温が35℃以上(猛暑日)及び日最低気温25℃以上(熱帯夜※)の年間日数は全国的に増加すると予測されています。特に沖縄・奄美では、真夏日は年間で88日程度、猛暑日は年間で54日程度、熱帯夜は年間で91日程度増加すると予測されています。

※熱帯夜は夜間の最低気温が25℃以上のことを指しますが、便宜的に日最低気温が25℃以上の日を「熱帯夜」としています。

 全国真夏日猛暑日熱帯夜将来予測+はばたん.png

全国及び地域別の真夏日・猛暑日・熱帯夜の年間日数の変化

棒グラフ:現在気候との差

縦棒:年々変動の標準偏差

 

 また、日最低気温が0℃未満(冬日)の年間日数は、沖縄・奄美を除いて全国的に減少すると予測されており、年間の減少量は北日本日本海側で65日程度と最も大きくなっています。

 全国冬日将来予測+はばたん.png

全国及び地域別の冬日の年間日数の変化

出典:気象庁「地球温暖化予測情報第9巻」

 

<兵庫県の真夏日・猛暑日・冬日の将来予測> 

 兵庫県の真夏日は、将来気候で夏から秋にかけて増加が見られ、21世紀末には1カ月以上の日数の増加が予測されています。猛暑日は将来気候では夏に増加し、今まで観測されなかった季節にも出現するなど極端に暑い日が増えると予測されています。熱帯夜は将来気候では1カ月の日数を超える増加が予測され、寝苦しい夜がさらに増えそうです。

兵庫県真夏日猛暑日熱帯夜予測.png

 兵庫県における真夏日・猛暑日・熱帯夜の年間及び季節ごとの日数の変化

出典:「気候変動適応計画策定資料(兵庫県)」

 

 兵庫県の冬日は、今後減少が見込まれ、将来気候では出現する日がかなり少なくなり最低気温が0℃を下回る日が大幅に減ると予測されています。

 兵庫県冬日予測+はばたん.png

兵庫県における冬日の年間及び季節ごとの日数の変化

出典:「気候変動適応計画策定資料(兵庫県)」

 

 

【降雨の将来予測】

  年降水量の将来変化は、変動幅(縦棒)に対して地球温暖化に伴う変化(棒グラフ)が小さいことから、ほぼ全国的に変化傾向は見られません。また、季節別に見ても、年間を通じて全国的に変化傾向は見られません。

全国年降水量予測.png全国及び地域別の年降水量の変化

全国降水量季節別変化予測.png

全国及び地域別の季節毎の降水量の変化

棒グラフ:現在気候との差

縦棒:年々変動の標準偏差

 

 また、大雨(日降水量100mm以上)の発生回数は、ほぼ全ての地域で増加すると予測されています。

全国日降水量100mm発生回数予測.png

全国及び地域別の日降水量100mm以上の発生回数の変化

棒グラフ:現在気候との差(灰色:現在気候、青:将来気候)

縦棒:年々変動の標準偏差

出典:気象庁「地球温暖化予測情報第9巻」

 

<兵庫県の年降水量の将来予測> 

 兵庫県の年降水量の将来変化は、全国と同様、変動幅(縦棒)に対して地球温暖化に伴う変化(棒グラフ)が小さいことから、変化傾向は見られません。

 また、季節別に見ても、年間を通して変化傾向は見られません。

 一方、大雨の年間発生日数は、兵庫県でも増加傾向が見られます。

兵庫県降水量&大雨予測.png

兵庫県の年及び季節ごとの降水量の変化(左図)及び大雨(日降水量100mm以上)の日数の変化(右図)

棒グラフ(赤):現在気候との差

縦棒:年々変動の標準偏差

出典:「気候変動適応計画策定資料(兵庫県)」

【積雪量の将来予測】

 将来気候では、年最深積雪は、全国的に減少しており、特に東日本日本海側で大きな減少が予測されています。地域別、期間別にみても、最深積雪は全地域及び全期間で減少しています。

全国最深積雪予測.png全国及び地域別の年最深積雪の変化

全国月別最深積雪予測.png

全国及び地域別の期間ごとの最深積雪の変化

棒グラフ:現在気候との差

縦棒:年々変動の標準偏差

出典:気象庁「地球温暖化予測情報第9巻」

 

<兵庫県の年最深積雪の将来予測>

 兵庫県における年最深積雪は、減少が予測されており、2月から3月の減少が大きくなっています。

兵庫県最深積雪予測.png

 兵庫県における最深積雪の変化

棒グラフ:現在気候との差

縦棒:年々変動の標準偏差

出典:「気候変動適応計画策定資料(兵庫県)」