ひょうごグリーンサポーターさんの感想
昨年ひょうごグリーンサポーターに登録して、ご指導頂いた小西 護さんから【県友会 北但支部だより】の冊子が届きました!その中に 《 私の挑戦 》 として、ひょうごっこグリーンガーデンサポート事業でのサポーターとしての感想が掲載されていました。
素敵な文面でしたので、広く紹介させて頂きたいとの申し出に快くご了承して頂きましたので、以下にご紹介させて頂きます。
『苗を植える小さな手』 小西 護
「小さな穴を掘って、こうして植えるんだよ」、
それに応えて「このきにいちごがなるん? はやくたべたいなぁ」、
「あ!おおきなみみずだ」、「はやくおおきくなるようにみずをあげよう」
小さな畑で、農園づくりに無心な園児たちの賑やかな話し声。
いちごの苗を小さな手で 植えている子、畝立てした土を両手いっぱいに
すくっている子、虫と戯れている子など 思い思いながら無邪気な姿だ。
雑念など微塵もなく、小さなからだ全体で土に触れ、植物を慈しんでいる。
小さな虫も、小さな植物も私達人間と同じ生き物。
無心の幼児たちには その分け隔てはなく、色眼鏡はつけていない。
私が昨年春から「ひょうごグリーンサポーター」として関わることになった
認定こども園での一コマである。
「いのちの大切さ」を掴み、力を養うために幼児期の環境学習・教育を進めていく
県の施策である。食の大切さを学ぶ、食育でもある。
「私達は農業が分からないので、作り方、育て方を教えてもらって助かります」 と謙虚に、
園児達を見守りながら園長はじめ保母さんも作業に取り組んでいただいている。
農業改良普及員として農村、農業の現場活動に従事し、今、農業者である私は、
「幼少期に土をいじり、植物にさわり、虫たちと遊ぶことは本当に大切なことだ」と
常日頃考えていることである。現職時代、相手はもっぱら大人であった。
こうして感受性豊かな孫のような園児と接してほのぼのとした心境になる。
この小さな手が、小学生、高校生、大人になっても土の感触、植物を育てた体験は、
決して忘れることはないであろう。忘れていても再びその場面に遭遇すれば
思い起こすことができるに違いない。自身の体験からそのことがよく解る。
雑草や野獣、天候と格闘しながら作物を育てることの楽しさ、喜びを実感している私が、
それを幼児たちに話し、伝えることのできる機会を与えられ、感謝している。

小西さんとの出会いは、ひょうごっこグリーンガーデンサポート事業で、同じ地域の認定こども園さんより野菜作りの指導をお願いしたいという要望でのご縁でグリーンサポーターにご登録頂き、その後も継続して、園の野菜や果物の作り方等を見守っていただいています。
地域でのつながりがこの事業の目的のひとつでもあり、小西さんの思いが園児達や先生方に受け継がれていくことを願っています。