主要測定分析機器

主要分析機器

分析機器名 分析機器の概要
ガスクロマトグラフ質量分析計
photo_05.jpg

ガスクロマトグラフ質量分析計(GC-MS:Gas Chromatograph Mass Spectrometer)は、ガスクロマトグラフ(GC)と質量分析計(MS)が一体化した分析装置です。

試料溶液をGC部のカラムと呼ばれる分離管に通すことにより、化合物を分離して複数のピークとして出現させます。 MS部では質量スペクトルを測定することにより、その分離されたピークがどのような化合物であるかを見極めます。 そしてピークの面積を標準物質と比較することにより定量を行います。 主に有機塩素化合物や農薬類の分析に利用します。

高分解能ガスクロマトグラフ質量分析計(HRGC-HRMS)
bunseki_ph02.jpg

高分解能ガスクロマトグラフ質量分析計は、主にダイオキシン類の分析に利用される大型(設置場所:約3.5m×4m)の分析装置です。

ダイオキシン類は、極微量で多くの異性体が存在することから、高感度且つ高分解能(分解能:10000以上)の装置で分析する必要があります。

本装置は、ガスクロマトグラフ(GC)に注入したダイオキシン類を溶出する時間により、各異性体ごとに分離し、さらに質量分析計(MS)にて磁気および電気を用い、質量による分離を行います。時間的、質量的に分離されたダイオキシン類は、精密な質量数ごとにモニタリングし、得られたチャート(クロマトグラム)により、定性・定量を行います。

高周波誘導結合プラズマ質量分析装置(ICP-MS)
photo_01.jpg
誘導結合プラズマ質量分析装置(ICP-MS:Inductively Coupled Plasma Mass Spectrometry)は、誘導結合プラズマ(ICP:大気圧のアルゴンガスに高周波エネルギーを与えることによって発生した放電プラズマ)をイオン化源とする質量分析装置です。通常、試料溶液をネブライザーで霧化して高温(6,000K~10,000K)のICP 中に導入して試料を原子化し、さらにイオン化させます。このようにして生成したイオンを真空の質量分析装置に誘引し、目的元素を質量分離して定性・定量します。主に、重金属類の分析に利用します。
高周波誘導結合プラズマ発光分析装置(ICP-発光)
photo_02.jpg

高周波誘導結合プラズマ発光分析装置は誘導結合プラズマ(Inductively Coupled Plasma)の略で、ICP-AES(ICP Atomic Emission Spectroscopy)と呼ばれています。高温(5,000~10,000K)のプラズマ(原子が原子核と電子に分かれた状態)炎中に試料溶液を導入すると、ほとんどの元素が励起された原子またはイオンに解離します。低温部で励起された原子が低エネルギー状態に戻る時、エネルギ-準位に対応する元素固有の波長で発光が起こります。その発光波長により定性分析が、また発光強度により定量分析ができます。主に、重金属類の分析に利用します。

高速液体クロマトグラフ
photo_04.jpg

高速液体クロマトグラフ(High Performance Liquid Chromatograph)とは、試料溶液を高圧ポンプを使って液体(移動相、あるいは溶離液)を送液する手法です。 カラムと呼ばれる分離管で分離された成分は検出器に送られ、含有量に応じた検出シグナルが得られます

高速液体クロマトグラフ質量分析計
photo_06.jpg
高速液体クロマトグラフに質量分析計を組み合わせた分析装置で、その物質が何であるかを判断する定性能力に優れています。この装置は液体クロマトグラフで分離した成分をイオン化室でイオンにしてから検出器(質量分析計)に導入して分析します。主に、熱に不安定な化合物や難揮発性化合物などの物質の分析に利用します。
イオンクロマトグラフ
bunseki_ph07.jpg

イオンクロマトグラフ(Ion Chromatograph)は、試料溶液をカラムに送入し、分析対象物質を分離させて試料中の無機イオン(陽イオン、陰イオン)や有機酸の濃度を測定するクロマトグラフです。

固体の固定相(カラム)と液体の移動相(溶離液)との2相間における物質の分配係数の差を利用して、液体試料中の溶存成分を分離します。

位相差分散顕微鏡
bunseki_ph08.jpg

位相差顕微鏡は、位相差観察と分散染色法によるアスベスト繊維の判定に用います。位相差(物体が光の波長に与える位相のずれ)を明暗の差として観察できるため、アスベストに代表される鉱物のようなバックグラウンドにまぎれやすい試料を鮮明に観察することができます。

X線回折装置
bunseki_ph09.jpg

X線回折装置(X-ray diffractometer)は、結晶状物質にX線を当てると起こる回折現象を利用し、物質の結晶構造を調べる装置です。粉末状の試料に入射角を走査しながらX線を当てることで、試料中のアスベストや遊離珪酸の定性・定量分析が可能です。物質によって異なる回折パターンにより試料の定性を行い、回折パターン中の特徴ピークの強度で試料の定量を行います。

偏光ゼーマン原子吸光光度計
photo_03.jpg

試料溶液を炎の中に噴霧し発生させた蒸気中に光を通過させると、特定の波長の光を吸収する現象が起こります。 原子吸光光度計ではこの現象を利用して目的元素の濃度を測定します。主に、重金属類の分析に利用します。
TOC分析計
photo_07.jpg
試料溶液をTC燃焼管(680℃)に注入すると、試料中のTC(全炭素)が二酸化炭素に変換され、非分散形赤外線式ガス分析部(NDIR)でTC濃度を測定します。次に試料をIC反応器に注入すると、試料中のIC(無機体炭素)のみが二酸化炭素に変換され、NDIRでIC濃度を測定します。
TC濃度からIC濃度を差し引くと、TOC濃度が求められます。
うちエコ診断

このページの先頭へ