設立趣意

高度経済成長を続ける中国は、一方で大気汚染や水質汚濁等の公害問題、廃棄物処理問題等さまざまな環境問題に直面しており、早急な対策が必要といわれています。

また、今後の対応として地球温暖化対策が求められており、省エネルギー技術、新エネルギー技術も必要となっております。

かつて、日本も同様の問題に悩み、その解決に向けて国を挙げて取り組んだ結果、日本企業にはこうした環境対策に関する豊富な経験・ノウハウと多種多様な技術が蓄積されております。 中でも、兵庫県は、日本における有数の環境関連産業の集積地であり、多くの企業が蓄積されたノウハウ、 技術を磨き上げるため、環境保全、地球温暖化対策、循環型社会づくりのための環境ビジネスモデルの構築に向けた研究活動ならびに事業活動を積極的に展開し、成果を上げているところであります。

このような兵庫県の企業と中国の企業が連携・交流しながら中国の実態に即した環境装置・技術を開発し、環境ビジネスを積極的に展開することは、 中国企業の技術力を飛躍的に向上させ、中国の様々な環境問題の解決に大きく寄与すると同時に、中国や発展途上国の環境ビジネスにおける兵庫県企業のプレゼンスを高めることにも繋がるものと考えられます。

しかしながら、環境関連インフラや法規制の整備状況、環境に対する認識、さらにビジネスの進め方そのものに対する考え方などが中国と日本では異なっており、 これらに関する情報収集・提供ならびに調査研究が必要であります。

こうした状況下、平成19年2月2日、財団法人 兵庫県環境クリエイトセンターと広東省環境保護産業協会は、兵庫県および広東省環境保護局の立ち会いの下、 兵庫県と広東省の環境産業が相互に情報・技術交流と協力を共に推進してゆく旨の確認書を取り交わしました。

これは、兵庫県の企業と中国の企業が連携しながら環境ビジネスを発展させていくための貴重な一歩であり、 今後は具体的な取り組みを通して交流をさらに深化・拡大してゆかねばなりません。

そのためには、一部の環境関連事業者や行政の取り組みだけでは十分ではなく、幅広い分野の事業者、研究機関、団体、行政そして県民等、多くの関係者の参画と協働があってこそ実現するものであります。

そこで、ここに「兵庫県・広東省環境ビジネス交流会議」を設立し、より多くの方々に参加いただき、それぞれの役割のもとに、一体となって環境ビジネス発展に向けた交流促進を進めることといたします。

なにとぞ、本会議設立の趣旨をご理解賜り、ご参加いただきたくお願い申し上げます。

平成19年5月